
グアテマラへ入国する際は、滞在目的によって必要な手続きが異なります。観光、留学、長期滞在に必要なビザや入国条件について分かりやすく紹介します。
1.日本人はビザが必要?
日本国籍の場合、90日以内の観光や収入を伴わない短期滞在であれば、事前にビザ(査証)を取得する必要はありません。パスポートだけで入国できます。
ただし、90日を超えて滞在する場合や、就労・長期滞在など観光以外の目的で入国する場合は、目的に応じたビザや滞在許可が必要になります。
最新の条件は変更されることがあるため、渡航前に在グアテマラ日本国大使館やグアテマラ政府の最新情報を確認しましょう。
2.入国時に必要なもの
日本人が観光目的でグアテマラへ入国する場合、一般的に以下のものを準備しておくと安心です。
- 有効なパスポート
- 帰国または第三国へ出国する航空券(またはチケット)
- 滞在先の住所やホテル予約確認書
- 滞在中の費用を支払える資金(必要に応じて提示を求められる場合があります)
入国審査では、旅行の目的や滞在日数、宿泊先について質問されることがあります。観光目的であることを伝えられるようにしておきましょう。
また、航空会社のチェックイン時や入国審査で、帰国便や第三国へ出国するチケットの提示を求められることがあります。 必ず聞かれるわけではありませんが、提示を求められるケースもあるため、事前に準備しておくことをおすすめします。
私の場合は、グアテマラへ入国した際に帰国便や宿泊先の提示を求められたことはありませんでした。 しかし、入国審査は担当者や状況によって対応が異なるため、万が一に備えて必要書類は準備しておくと安心です。
3.90日ルールとCA-4協定
グアテマラは、CA-4協定(Central America-4 Border Control Agreement)に加盟しています。
CA-4協定とは、以下の4か国を自由に行き来できる制度です。
- グアテマラ
- エルサルバドル
- ホンジュラス
- ニカラグア
日本人を含む対象国の旅行者は、この4か国を合計90日間滞在できます。
90日間はリセットされない
初めてCA-4加盟国へ入国した日から90日間がカウントされます。
例えば、
グアテマラで30日
エルサルバドルで20日
ホンジュラスで15日
滞在した場合、合計65日を利用したことになり、残りは25日です。
加盟国内を移動しても、新たに90日がもらえるわけではありません。
90日を超えて滞在したい場合
グアテマラで滞在期間の延長手続きを行うことができます。
ただし、条件や必要書類は変更されることがあるため、最新情報はグアテマラ入国管理局で確認してください。
中米4か国を旅行する予定がある方は、4か国合計で90日というルールを覚えておくと安心です。
4.90日ごとの出国による滞在について
グアテマラで長期滞在している外国人の中には、90日間の滞在期限が近づいた際に、一度国外へ出国し、再び入国することで滞在を続けている人もいます。
その際、CA-4協定加盟国であるエルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグアへ出国しても、90日がリセットされるわけではありません。
以前は、メキシコなどCA-4圏外の国へ出国して再入国する方法を利用する旅行者も多くいました。しかし近年は入国審査が以前より厳しくなっており、再入国が必ず認められるとは限りません。
また、陸路でメキシコへ出国する場合は、入国税や手数料などの費用も発生するため、事前に最新情報を確認することをおすすめします。
再入国の判断は入国審査官によって対応が異なる場合もあるため、長期滞在を予定している場合は、観光滞在の繰り返しではなく、目的に合った正式な滞在許可を検討することが安心です。
5.滞在延長の方法
日本人は観光目的で入国した場合、通常は90日間滞在できます。さらに滞在したい場合は、グアテマラ入国管理局(Instituto Guatemalteco de Migración:IGM)で滞在延長の手続きを行うことができます。
観光ビザ(旅行者)の場合は、1回のみ、最長90日間の延長が認められています。つまり、条件を満たせば合計180日間滞在することが可能です。
延長手続きに必要なもの
手続きの際は、一般的に以下の書類が必要です。
滞在延長申請書
有効なパスポート(最新の入国スタンプがあるもの)
出国用チケット、国際クレジットカード、またはグアテマラ人保証人のいずれか
手数料(25米ドル)
未成年の場合は追加書類
長期滞在を考えている場合
180日以上滞在したい場合は、観光滞在の延長ではなく、学生・就労・投資など目的に応じた一時滞在許可(Residencia Temporal)を申請する必要があります。
6.長期滞在・移住する場合
90日を超えてグアテマラに滞在したい場合や、グアテマラで生活・仕事をする場合は、観光滞在ではなく、一時滞在許可(Residencia Temporal)を取得する必要があります。グアテマラでは滞在目的に応じて、さまざまな種類の一時滞在許可が用意されています。
主な一時滞在許可の種類は次のとおりです。
就労(労働者)
留学(学生)
投資家
研究者・科学者
宗教関係者
芸術家・スポーツ選手 など
一時滞在許可は、滞在目的に応じて1年から最長5年間認められ、更新することもできます。
また、一時滞在許可を取得した後は、条件を満たすことで永住権(Residencia Permanente)を申請できる制度もあります。一般的には、一定期間一時滞在者として生活した後に永住権を申請する流れになります。
7.入国時の注意点
グアテマラへ入国する際は、必要書類だけでなく、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
パスポートに入国スタンプが押されているか確認する
入国審査が終わったら、パスポートに入国スタンプが押されているか必ず確認しましょう。
万が一スタンプが押されていない場合、出国時に罰金や手続きが必要になることがあります。もし押されていないことに気付いたら、できるだけ早く空港の入国審査官やグアテマラ入国管理局(IGM)へ相談してください。
オンライン入国申告書を事前に提出する
現在は、グアテマラへ入国・出国する前にオンラインの旅行者申告書(Declaración Jurada Regional de Viajero Electrónica)の提出が必要です。
事前に入力してQRコードを保存(またはスクリーンショット)しておくと、空港での手続きがスムーズになります。
入国審査では落ち着いて受け答えする
入国審査では、
滞在目的
滞在日数
宿泊先
などを聞かれる場合があります。
観光・留学など、旅行の目的をそのまま伝えれば問題ありません。
私の経験
私はグアテマラへ何度も入国しましたが、入国審査で厳しく質問されたことはほとんどありませんでした。
しかし、入国審査は担当する職員によって対応が異なるため、必要書類はいつでも提示できるよう準備しておくと安心です。

